バランス

バランスを保ち続けることはとても難しいですが、訓練すれば片足でルルベも数十秒保持できます。今回はバランスについてです。


バランスとは、自分の身体重心を床との設置面積上に保つことです。身体重心はだいたい仙骨前面にあると言われます。下っ腹あたりです。重心をコントロールし続けることが、バレエには重要です。


重心がある下っ腹をコントロールするとは、重心を感じとることです。意識を下っ腹に向け、軽くへこますように持続的に力を入れます。その状態で踊りたいですね。中心から踊るというのは、重心を感じることから始まるのです。


重心を感じたら、立って、両足から地面に繋がっているイメージをします。重心から、地面への接地面まで線を引くように。


その線を緩ませてはいけません。常に上下にピンと張り続けることで、バランスが保てます。


線を張り続けるのに、とても力がいるわけではありません。伸び続けるように、むしろ肩や太ももを固めすぎないよう、脱力することも必要です。


慣れたら、その線の通り道も意識して感じとりたいです。

重心→おしり→膝うら→接地面


これらを直線で力が伝わるように意識できると、バランス力は増します。


バランスをとる際に、手や足の外側ばかり力みやすいと、重心がゆられやすくバランスを保ちにくくなります。身体を固めないように、中心から伸び続けるようにしましょう!